Raspberry Pi 4でオーディオを楽しむためにケースを購入
私が趣味にしているRaspberry Piでのオーディオ、略したラパオは、基本的にRaspberry Piは楽曲データの送り出ししかしませんので、そこまでCPUパワーやメモリは必要としません。場合によっては初代Raspberry PiやRaspberry Pi 2、Raspberry Pi Zeroでも十分です。
それでも、新しいRaspberry Pi 4のパワーとメモリを使えば、VolumioのようなWeb画面を伴う音楽用ディストリビューションも快適に使えるようになるので、少しずつですがRaspberry Pi 4について評価を進めています。
発熱に見合ったケースが必要
Raspberry Pi 4は、出てきた時にかなり発熱の問題が取り上げられたので、今でもすごく発熱があるように思われていますが、かなり改善はされています。そもそもコンピューター機器の発熱はなんらかの処理に伴うものですから、不要な処理を行わないようにすればそこまで発熱しません。そういう意味では、現状のRaspberry Pi 4は、大した使い方をしないならオーバースペックですし、発熱も大したことがないと思っていいでしょう。
ラズパイオーディオの場合、普通に再生するだけではほとんどCPUパワーを使いません。ですので、発熱もほとんど増えません。また、Web画面を動かすといっても常時パワーを食うわけではないので、これも限定的と言っていいでしょう。
パワーを使うのは、たとえばDSDをPCMに変換しての再生などです。アップサンプリングもパワーを食いそうですが、きちんと測定したことがないのでどの程度の発熱に繋がるCPU負荷かは不明ですが。
というわけで、そのような処理をする場合など今後のことを考えて、Raspberry Pi 4でラパオするためにちょうどいいケースを調達してみました。
金属ケースでいい感じのを頼む
まず条件として、金属ケースであること、排熱が考えられていることを条件に探します。
金属製ケースはいろいろとありますが、オーディオ用でもあるので黒くてシュッとした感じのものを探します。
排熱については、ケース上面に排熱口があること、できればファンで排熱できるようにということで探しました。
その結果、見つけたのがこちら。
完全金属ではなく、コネクタ側のパネルがアクリルなので無線LANなどの電波ものも安心です。
ファンの音が大きいのが誤算
さて、実際に使ってみて誤算だったのがファンの音。音量として物凄く大きいわけではないですが、回転数が高いのか高い音がして気になります。結局、ファンは止めてしまいました。必要なら、回転数が低いものに交換することもできますしね。
ケースにいい感じに熱が伝わって、最低限の放熱はしてくれているようです。これなら閉じておいても安心。ただ、CPUをフルパワーで廻すような処理の際にはやはり熱がかなり上がってしまいますね。ファンがあれば大丈夫ですが。
とりあえず組んでしまったのもあるので、当分はこちらで検証等を行って、必要に応じてカスタマイズ、他のケースの物色も進めていこうと思います。